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武装錬金 #26(終)

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ピリオド!!!!
月から届いたサンライトハートの光が、
ヴィクターの配慮ではなくカズキの諦めない気持ちが
生んだものであるという変更点以外は、ほぼ原作通り。
宇宙で抱きつくカズキと斗貴子さんが全裸になったりもしたが、
それはまあ宇宙で抱き付きゃ全裸になるのはお約束ってことで。
バスターバロン乗り込みシーンやエピローグとなる
「アフター」のフキダシ紙芝居処理など、
時間が足りないことすら逆手に取ったような
完成度の非常に高い原作再現が続き、全編本当に見事だった。
カズキ生存が判明した瞬間からの音楽を使った昂揚感の出し方、
真赤な誓い」に乗せたカズキVSパピヨンの最終決戦など、
燃える演出も心得たもので安定感のある仕上がりだったなー。
声優陣の演技、特に柚木涼香真殿光昭のWヒロインによる
カズキへの想いを競い合うような熱演ぶりにも感動。
毒島の素顔も一応見せてくれたし、
期待したことは全てやってくれた満足のいく最終回だった。


敢えなく打ち切りとなった原作のアニメ化とは思えない、
とにかくスタッフの熱意と愛に溢れた作品になったことに、
まずは何を置いても「ありがとう、心から」。
偶然の産物とはいえ、原作が2クールでアニメ化するのに
丁度いい分量で終了したことも幸運だったのだろうなぁ。
全体の構成があらかじめわかったうえで再構成出来たので、
どこに作画力を注げばいいかといったスタッフワークも
やりやすかったのではないかと思う。
特に作画ではスタジオジャイアンツの存在は大きかった。
あれだけ安定したグロスをローテに組み込めるなんて
最近のTVアニメでは奇蹟に近い。
そのおかげでジーベック本隊も存分に力を発揮出来たのだろうし。
しかしブラックキャットといいデスノートといい、
連載継続中の作品より終了した作品をアニメ化した方が
クオリティー上がるというのは皮肉な話だ・・・。
アニメの企画不足もあるし、これからも連載終了した作品が
アニメ化される事態は増えていくのかも。
ともかく、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。