へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(TVK)(新)らき☆すた #1

らき☆すた (1) (単行本コミックス)らき☆すた 萌えドリル DXパック(限定版)
ダ・ダ・ダダダダ・ダダ星の〜!!
というわけでハルヒで名を上げた山本寛が初監督を務める
京都アニメーション最新作。
ハレ晴れユカイを大幅パワーアップさせたような、
もしくはセルフパロディにしたような踊りまくるOPは
電波度高い主題歌とも相俟って非常に魅力的だったが、
それ以上にEDのキョーダインが最高だった。
物凄い幼い頃にソノシートで聞いてたよ!!
あのカラオケED、もしかして毎回歌変わるのか・・・?
しかしOP&ED、そしてCパートのオマケコーナーは
かなりトバした作りだったものの、本編は結構まともで逆に驚いた。
純粋に会話劇だけで組み立てられた萌え四コマ原作アニメって、
あずまんが大王以来かも知れない。
それくらい、これまで進化を続けてきた萌え四コマアニメの歴史を
一旦止めて原点に戻したような素直な内容だった。
だが、考えてみれば「原作への高いリスペクトによって
その味を最大限に引き出す」のが京アニらしさなわけで、
原作の魅力が純粋に会話劇ならそれを活かした作りになるのは
むしろ当たり前なんだな。ハルヒで変なことしたのはむしろ例外で。
CDドラマやゲーム版から総入れ替えになって物議を醸した声優陣も、
その会話劇を楽しく見せる演技をこなしていて見事だった。
特に、発表された時はハルヒ人気にあやかっただけの
人事なんじゃないかと疑われた平野綾が、
今までにないユルい演技を見せていたのが素晴らしかった。
あのダラダラした感じと適度にオタクっぽい部分が絶妙だ。
監督にしろキャラデザにしろ初抜擢で、
スタッフにも声優にも若手の多い作品ということは、
基本に忠実な作りとはいえ急激に伸びる可能性も秘めているわけで、
安定するのか爆発するのか、まだ先の読めない部分はあるなぁ。