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(新)機動戦士ガンダム00 #1

DAYBREAK’S BELL罠
HG 1/144 GN-001 ガンダムエクシア (機動戦士ガンダム00)HG 1/144 SVMS-01 ユニオンフラッグ (機動戦士ガンダム00)機動戦士ガンダム00 2008年カレンダー
監督:水島精二、シリーズ構成:黒田洋介、キャラ原案:高河ゆん
2クール×2の体制で生み出される新たなるガンダムシリーズ
第一話はとにかく膨大な世界情勢設定とそこに住む様々なキャラを
顔見せ紹介しつつ、そこに突如現れたソレスタルビーイング
ガンダムという異物の存在を見せつけるという構成。
たとえ人型をしていてもあくまで現行兵器の発展形として描かれる
他の兵器群と比較して、明らかに強過ぎるし目立ち過ぎるし
存在自体が反則であるガンダムを際立たせる演出は上手くいっていた。
とりあえずガンダムをカッコ良く魅せることに関しては、
近年のシリーズのなかでも相当頑張っていたと思う。
しかし、一方で各キャラが顔見せしかしないので
ドラマ的なフックが弱過ぎた印象はある。
個人に強く焦点を当てていたSEEDシリーズへの
アンチテーゼなのかも知れないが、ちょっと視点が大局に寄り過ぎていて、
これで一般の視聴者がちゃんと付いてくるのかどうかは少し心配。
開始数分にして確固たるネタキャラの地位を得たコーラサワーとか、
いちいち「アレルヤは・・・」という喋りをするアレルヤとか、
酒飲みなスメラギさんとか、エロチャイナとか、
キャラ単体を観ていけば盛り上がれる要素は揃っているので、
意外と今の若いファンはこれでも大丈夫なのだろうか?
主人公の刹那は、現時点ではガンダムという名のデスノートを手に入れた
ライトにしか見えないのだが、まあこれからのキャラ立ちに期待か。
「武力による戦争の否定」というテーマも殺人による犯罪の否定みたいだが、
戦争に限らず現代的な問題を含んでいると思うので、
きちんと追いかけるなら面白い答えに辿り着けるかも知れない。
デスノにしろギアスにしろ、今はやはり矛盾を抱えつつも
鉄の意思で行動する存在こそがヒーロー足り得るのか?
ともかく、何だかんだ今期最大の期待作には違いないので、
存分に楽しませてもらうつもり。