（ＴＶＫ）スカイガールズ ＃２６（終）

スカイガールズ Vol.5 [DVD]　スカイガールズ Vol.6 [DVD]
スカイガールズ ラジオCD Vol.1
あれから半年。
それぞれの生活に戻っていた元スカイガールズに追浜から手紙が届く。
レスキュー部隊として生まれ変わるソニックダイバー隊の後輩達の前で
平和の為にラストフライトをする。それがスカイガールズ最後の仕事だった。
一話丸々エピローグに使った最終回。
各キャラの様子を丁寧に描いていく様子はこの作品の集大成という感じで、
驚くようなことは何もないものの終始良い雰囲気でまとめられていた。
しかし、結局こうして平和の為に飛ぶことで締めくくったのを考えると、
初期とこのラストこそが本編で途中のワームとの戦闘やら何やらは
全部脇道に過ぎなかったんじゃないかという感じがしてしまうなー。
戦闘やＳＦ要素について妙に淡白だったのは、やる気なかったからか！？
スタッフも本当はレスキューものにしたかったんじゃ・・・。
まあ、これが本来の姿なんだという感触があるからこそ、
戦いの日々を超えてこのラストに辿り着いたことが感動的にもなるのだが。
作画的にはエリーゼや音羽の挙動が丁寧で良かった。
女の子の地味な動きで魅せるところがこの作品の最終回っぽい。
それと、新生ソニックダイバー隊候補生の皆さんが、
今回限りのゲストにしては燃え度高過ぎて困った。
あれは彼女達での続編を観たいと思わせる為の罠ですか！？
ともかく、全体としてはユルさと妙な親しみやすさという
KONAMIアニメの特徴を受け継いた佳作という印象。
突出して何が凄いというのはまったくないのだが、
毎回安心して観られるし燃えも萌えも恋愛もアクションも謎解きも
百合もギャグもシリアスも、全てが適度に入っていてお得感があった。
何か一つでももっと強調してくれればそのぶんウリは強くなったのだろうが、
そうしないでこのバランスを維持したからこそ、この作品だった気もする。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。