のらみみ ＃２

一話目は、居候キャラがサナギになってしまった家に
代キャラとしてやってきたのらみみ君が見たキャラと子供の関係の話。
キャラと子供の微妙な距離間、そしてやってくる別れの時を
それとなく丁寧に見せていく演出が面白かった。
派手に感動させようとはせず、じんわりくる形にしているのが渋いなぁ。
あくまでも、キャラとの別れも日常の１コマに過ぎないんだな、この世界では・・・。
二話目もこの世界とキャラとの関係を描く話だが、今度は大人視点。
キャラを居候させたら子供との時間を奪われてしまうんじゃないかと恐れる父親と、
父親が単身赴任している家で暮らすオッサンキャラとの友情話という、
またしてもああ確かにこれ子供番組にはならないわ・・・という内容。
もう、飲んだくれながら語る二人の会話が切ないこと切ないこと・・・！！
これも地味に丁寧な演出で二人の距離間や雰囲気を上手く作っていて、
こんな世界観なのに妙にリアリティのあるシチュエーションが成り立っていた。
作品全体としてもこの第二話で子供時代の大切さや
それを見つめる大人の視点といったテーマが明確になってきた印象。