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(TVK)シゴフミ #12(終)

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キラメキを訴えることにした文香だったが、
そのせいで学校の連中やマスコミの好奇の目に晒され、
母親や友人にも裏切られもはやズタボロの状態に。
けど、その心の弱さから復活したフミカとグーで殴り合い
本音をぶちまけあい号泣し合うことで何か吹っ切れてハッピーエンド。
・・・いや、そんなんで良かったの!?
序盤から中盤にかけての徹底的な文香追い詰め展開から、
子供のような文香とフミカのケンカで一気に巻き返すという構成は、
意図はわかるけどあまりにもバランス悪かったような気がする。
というかどこかで観たような感じがしたが、
基本的にナデシコステルヴィアの最終回もこんな風に
シリアスに追い詰めた挙句にベタな方向で逆転して落とす構成だったような・・・。
そういう意味で佐藤竜雄にブレはないのか。
今回はより現実的でハードなテーマを選んだというだけのことで。
ただ、そういう佐藤竜雄の作家性と大河内一楼のあまりに技巧的過ぎる脚本が
妙な化学反応起こして最初から最期まで安定しなかった印象はある。
物凄い熱意と技術でとんでもない穴を掘ってはいるのだが、
いやそこを掘ってもマグマしか出ないだろうという地点ばかり狙ってるというか、
常に変な違和感のある作品だった。
面白いかつまらないかで言えば間違いなく面白かったし、
価値のある作品だったことは確かなので、
その違和感すらも作品の一部として解釈するしかないのだろうけど・・・。
とりあえず、スタッフの皆様、お疲れ様でした。