（ＴＶＫ）（新）ドルアーガの塔 ＃表１・裏１

ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~第1の宮 [DVD]
かの名作ゲームの世界観を元にしたオリジナルストーリーを、
監督：千明孝一、シリーズ構成：賀東招二、制作：GONZOという
フルメタ第一期で結ばれたスタッフでアニメ化。
何で今、ドルアーガ？　何で今、千明＆賀東コンビ復活？・・・などなど、
疑問だらけの謎企画だったのだが、第一話を観て更に混乱。
ＯＰがファンタジーじゃねえ！！　本編のノリが怒涛のギャグ三昧！！
まさかのパロネタ連続攻撃！！　クライマックスで作画大暴走！！
トドメに実はこの第一話全部夢オチ！！
・・・な、何がしたいんだこの作品はー！？
王道ファンタジーを徹底的にネタにしたパロディアニメなのか、
それともＯＰからすると更にネトゲ世界オチでもあるのか、
意味がわからず戸惑いまくった。
が、本編のあとのＣＭでこのＴＶ放送版第一話は「表」で、
主人公が夢見ている間の現実での冒険を描いた「裏」第一話があると知り少し納得。
そしてGyaOでネット配信されている方が「裏」だと気付き早速そっちも視聴。
すると、そちらは一応コメディ色は強かったものの
「表」と比べたら各段に真面目な作りの正統派ファンタジーものだった。
つまりは本来「裏」がストーリー的には正確な第一話で、
「表」はあくまで遊びであるはずがそっちをメインに持ってきた為に
訳のわからないことになってしまったということね・・・。
賀東招二の仕掛けなんだろうけど、ラノベ小説家として
他のラノベアニメにおける構成いじりに新しい挑戦をしてみたのだろうか？
地上波とネット配信をこういう風に使い分けるというのは面白いなぁ。
ただ、毎回二話別に作るわけにはいかないだろうから、
これはあくまで第一話限定のことではあるんだろうけど。
GyaO版の方がＯＰの陸上シーンがエロかったり
風呂シーンがじっくり描かれたりはしていたので、
エロ規制に関しては今後どれだけ違いが出てくるのか気になる。
まあ地上波の方も触手に絡まれた堀江由衣が
「らめぇぇぇ！！」とかやってたので期待してしまうのだが。
しかしストーリー面を考えると、どうも主人公は今回のパーティーを
早々にクビになってＥＤで一緒にいる連中と組むことになるらしいのに、
その本来メインである連中の紹介を「裏」でしかやってないのはどうなんだ？
あの女戦士とか貴族と怪力使用人とか、地上波では次回いきなり出てくるわけ？
メインヒロインらしい折笠富美子キャラなんて
地上波では提供画面で風呂入ってただけだぞ！？
いや、GyaO版でも風呂入ってただけには違いないんだけど・・・。
何かもう良くわかんないけど、とにかく面白いことをしてやろうと
色々企んでいるらしいのは伝わってきたのでこれからの展開に期待。
ただ、ＥＤクレジットが潰れて読みにくいのは何とかして欲しい。
作画良かったのにスタッフが確認しづらいぞ・・・。
あの「表」のクライマックス作画はいまざきいつきかな？
それと・・・あのＯＰには千明孝一とGONZOのブレイブストーリーに対する
何かしらの未だ複雑な想いが滲んでいたりするのだろーか？