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ルパン三世 sweet lost night〜魔法のランプは悪夢の予感〜

sweet lost night
毎年恒例夏のTVスペシャル。
今回の監督&絵コンテはアミノテツロが担当。
アミノ監督は作風の広い人なのでどういうカラーでルパンをやるのか
気になっていたのだが、キッズアニメ系の明るく楽しいノリできたか。
冒頭のルパンと銭形の長い追いかけっこシーンに代表されるように、
アクション重視でコミカルに動かしながらギミックで盛り上げていく作り。
ストーリー構成も同じように「12時間ごとにルパンの記憶が消える」という
ギミックを活かしたものになっていて、そういうサスペンスを軸にしながら
話を軽快に転がしていく展開は手慣れた様子で面白かった。
完全に割り切って娯楽作としてのルパンを追及していたような印象。
最近はシリアスなのはOVAやら何やらあるんで、
TVスペシャルは明るいノリでいくってことになっているんだろうか?
謎めいているのは良いとして真意が最後まで良くわからないうえ、
「どうかしてるわ」といった決めゼリフが不発気味のヒロイン、
中盤から少しダレてしまうストーリー、
ルパンとボスキャラが直接対決しないで終わるクライマックスなど、
後半に入るに従って尻すぼみになっていくのは
近年のTVスペシャルの悪癖を覆せなかったようで残念。
特にヒロインにはもうちょっと可愛げが欲しかったなぁ。
肉感的なキャラデザはわりと良かったんだけど・・・。
あと、萩原聖人のあの扱いもちょっと勿体ない。