マクロスF ＃２０

マクロスF(フロンティア) 5 [Blu-ray]
マクロスFO.S.T.2 「娘トラ。」
フロンティア内に溢れる小型バジュラの大軍、
アルトとシェリルの抱擁を目撃し揺れるランカの歌でそれを鎮めることは出来ず、
多大な犠牲を出しながらの防衛戦が続く。そしてその果てに、
真実の愛にようやく気付いたミハエルが、その愛の為に宇宙の闇へと消えた・・・。
オズマ、キャシー、ランカ、シェリル、ルカ、ナナセ、クラン・・・と、
次々と死の予感が受け渡される恐怖の死亡フラグロシアンルーレット、
最期にババを引いてしまったのは、寄りにも寄って一番頼りになる奴だった！！
人間関係の安定要員であり何でも出来る万能キャラであり
マックスポジションということで死のイメージから遠かったこともあり、
確かにそう理詰めで考えていけば死ぬとしたらミハエルではあったなぁ・・・。
しかしそんな物語構造上の理屈は置いといて、
単純にミハエルがいなくなってしまうとあらゆる点で喪失感がデカ過ぎる！！
アルトとルカを止める奴がいなくなるし、クランは率先して死地に向かいそうだし、
ランカは責任感じて壊れそうだし、シェリルの身体を治す流れも潰れるし、
本当にミハエルがどれだけのものを支えていたのか失ってみて初めて気付く。
腹を貫かれて宇宙に投げ出されて・・・普通なら生きているはずはないが、
しかし確実に死体が確認されたのでなければ復活の可能性もあるだろうか？
ブレラに拾われてサイボーグ化するとか、バジュラと融合して
劇場版マックスみたいに巨大化して出てくるとか、
吉野脚本ならば「堪忍な〜」的な奇跡はあり得るわけで・・・。
それに最後のメガネだけ残ってるのがまるでギャグみたいで
どうしてもこれで終わりって感じがしない。先が読めない。
しかし、ナナセは死ぬと思ったのに怪我だけで済んだとは、
死に率高い桑島キャラであることも引っ掛けの一つだったのだろーか？
ランカとシェリルに関しては、株暴落と株急騰でまたも立場逆転。
ランカはここでヘタレてしまったことだけでなく、
そもそも歌にしてもアイ君育ててたことにしてもこの被害の直接原因なわけで、
こうなるとたとえ戦いが終わってもフロンティアで歌手続けるなんて
絶対無理っぽい流れになっちゃってるよなー。
バジュラと一緒に銀河の果てまで旅立っちゃうエンドが見えてきちゃったか？
マクロスゼロとのリンクもそれで更に強固になるし・・・。
一方シェリルは絶望のなかから立ち上がる見事な歌姫ぶりを披露。
「ダイアモンドクレバス」は今回の為のニューバージョン？
クライマックスの劇的な展開に合わせた演出は素晴らしかった。
しかしこちらも生存への道は厳しくなっているので、
本当に次回からは誰も油断出来ない状況になってきそうだ・・・。