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(TVK)我が家のお稲荷さま。 #24(終)

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年末の大掃除に空幻がこき使われているのを見たタマが、
昇と透を誘拐し空幻に家を出るように迫る。
残されていたタマの問題を年末年始の行事と引っ掛けて、
最終的に空幻達の疑似家族関係を確認していくという形に収める最終回。
基本はいつも通りにのんびりと年末年始の日常仕事をやって、
里帰りして雑煮食べて初詣して鍋パーティーやるだけの話なのに、
ちゃんとテーマ的には最終回らしいものになっている。地味に上手い。
最後にこういう内容を持ってきたところに
スタッフのこの作品に対する揺るぎない姿勢が感じられるようでもあるなぁ。
これはあくまでご近所妖怪ほのぼの話であって、
バトルも萌えもオマケに過ぎないのだという・・・。
全体的にも、この設定とこのキャラならいくらでも
もっとあざとく派手に狙っていけるだろうというところで
常に地味に丁寧にまとめていく作りが、
もどかしいような頼もしいような不思議な感触を与えてくれる作品だった。
話も作画も演出も、安定しているもののもう一歩突き抜けそうな場面で
敢えて自重して安定とユルい雰囲気を優先していたのが勿体なくはあったが、
そういう方向性が独自の魅力になっていたのも確かだからなぁ・・・。
キャラ描写の方も安定して良かったんだけど、
男空幻のあの出番のなさは本当に一体何だったんだろう?
最終回もまるでお情けで出てきたようだったし。
女性キャラは、ゆかな、早見沙織鹿野優以と、
声優の力でより魅力が広がっていった印象が強かった。
色々考えていくと、尖ったところはないが
バランスの良い佳作という感じになるのかな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。