へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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秘密-トップ・シークレット- #26(終)

MRIのデータは勝手につくばの地下にある巨大なお花畑に
バックアップが取られていて、そこで鈴木の記憶を見たら
薪さんがあっさり罠にかかってイっちゃった催眠状態になって銃乱射して、
それを青木が止めてたら黒幕だった上司が乗り込んできて、
今までの悪事の理由が自分の小銭稼ぎの為だったと告白して、
そんな上司を撃った副室長が実は委員会より偉い人だったと判明して、
MRIの自爆装置が発動して副室長がシャッターで閉じ込められて、
第九が爆破されてみんなでお花畑を歩いて終わり・・・という最終回。
観ていてもまとめてみても、何が何だかさっぱりわからない・・・!!!!
凄い、最初から最後まで一貫して突っ込みどころ以外のシーンが存在しない!!
とりあえずあの楽園は壁や天井に映像出してるだけなんだよね?
花は本物っぽいけどあの車椅子の博士が一人で世話してたんだろーか?
というかこれだけ探すのに苦労した鈴木の記憶を「その辺にある」で済ますな。
イっちゃった薪さんと青木の対決は二人の関係や薪のトラウマ解放といった
今までの物語を一応はまとめていて良かったものの、
薪さんの狂気眼作画と関智一の気合い入りまくりな絶叫演技のせいで、
不自然なまでに熱い展開になってしまっていたなぁ・・・。
これだけメインキャラに死者を出した事件の真相が、
上司の金儲けでしたってのは逆にリアルと考えるべきなんだろうか?
副室長が偉いくせに現場に顔出して自分で内定調査してたのも不思議。
そして最大の謎、MRIの自爆システム。
いや、機械壊すだけならあんな大規模に爆破する必要ないよね!?
シャッター下りてたけど副室長をタイミング良く閉じ込める以外には
何の役にも立たないよね!? 周囲の人間や資料も一緒に吹っ飛ばして
機密を守ろうという強引な設計になっていたってことなのか・・・。
お花畑をみんなで歩くラストは、全滅エンドで天国にいったのか
脳内イメージということなのかと結末を曖昧にしていたんだろうけど、
そもそもみんなの生死を曖昧にする意味がわからない・・・。
序盤こそ生命倫理に挑むようなシリアスな調査ものに見えていたが、
存在感のあり過ぎる音楽や超展開をこれでもかと繰り返す脚本などで、
途中からはすっかりネタアニメとして割り切って楽しんでしまった。
そういう視点ではこれほど面白い作品も珍しいくらいだったのだが、
やっぱり何か間違ってたことは確かだよなー。
一体何がどうしてこんなことになってしまったのか・・・?
怪作という言葉がこれほど似合う作品もないという感じだったが、
それでも楽しませてもらったことには感謝。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。