(TVK)キャシャーン Sins #3
青い花 reason
キャシャーンSins オリジナルサウンドトラック
キャシャーンに付きまとう不思議な人間の男アコーズ。
その男との関わりを通じてキャシャーンは自分の罪と
向かい合っていく為の心を掴んでいく。
荒野の駄目男二人旅って感じの、ハードボイルドというよりは
もっと泥臭い雰囲気のある二人が交流していく姿を
静かに追っていく演出がなかなか良かった。
アコーズの言葉の一つ一つがキャシャーンに染みていくのが
伝わってくるような見せ方になっていたなぁ。
特にアコーズが逃げ続けていた自分の本音を吐き出すシーンで、
アコーズではなく聞いてるキャシャーンを写す演出に痺れた。
声優の熱演だけで場面を成立させていたのは見事・・・。
キャシャーンとフレンダーが男の決闘の果てに
仲間になるという展開も旧作の関係を考えても上手かった。
フレンダーはあくまで相棒でありキャシャーンと対等なんだな。
アコーズがキャシャーンにお前は死神じゃないと告げながら
一人病に倒れていくラストは滅びの美学というか、
この世界観そのものに対するアンチテーゼのようになっていて、
前回とは丁度合わせ鏡みたいな関係性だったのかな。