NARUTO疾風伝 #82
脚本&絵コンテ&演出:黒津安明(都留稔幸)、作監:鈴木博文の
黄金コンビによるアスマの死を受け入れ立ち上がるシカマルの話。
疾風伝になってようやく本編に都留&鈴木回がやってきた!!
今までのようにアクション重視の内容ではなく、
レイアウトと芝居の間で見せる非常に渋くて深い作り。
目立っていたのは延々と将棋指しの手の芝居で引っ張った末に
シカマルの感情が爆発する様子を描く親子での将棋シーンだが、
それ以外にも木ノ葉の里の子供達や行き交う人々の描写から
アスマが守ろうとしたものを強く引き立てていく日常描写の的確さや
アバンでのアスマの死を知らされた紅の衝撃を見せるシーン、
ラストのシカマルが決意を語るシーンの表情など、
本当に原作を深く掘り下げたうえで解釈を膨らませた
印象的な場面が多くて素晴らしかった。
特に焼き肉屋のおばちゃんをここに持ってきたのには驚かされたなぁ。
アスマ班を外から見ていた人代表としては確かに納得の人選だ・・・。
それと、次回は伊達勇登監督自らが絵コンテ&演出をしていたりと
飛段&角都編に入ってから明らかにスタッフワークが良くなってるので、
今後も更なる期待をしていっても良さそうなのかな・・・?