へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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仮面ライダーキバ #47・48(終)

仮面ライダーキバ VOL.7 [DVD]
太牙を圧倒した渡は自らファンガイアのキングになることを宣言、
一方渡に敗れ部下の信用も失った太牙はついに母に手をかけ
ダークキバの力を手にすることに。
だが、ビショップによる真のキング復活計画もまた実現を目前にしていた・・・。
というわけで平成ライダー恒例、あと一話で本当に終わるのかラス前回。
渡のキング宣言自体は指導者の立場からファンガイアと人間を
融和させていこうということなのだろうと納得は出来るのだが、
それだったら別に渡の真意を隠して進行することもないような・・・。
追い込まれて真夜を刺しちゃった太牙の方が気の毒でならない。
それにしても、お前生きてたのかよキバット2世!!
今まで息子とサガークばかり働かせて一体何やってたんだ・・・?
しかし復活キングがラスボスやってくれそうなので、
兄弟対決自体は意外とあっさり終わるのかも知れないなぁ。
一方、失明寸前の名護さんの前には実は生きてた嶋さんが登場。
いや、喜ぶべきなんだろうけどこの状況で更に話がややこしく・・・。
嶋さんを甦らせた奇跡のファンガイア医術で
名護さんの眼も元通り・・・ということなら良いのだが。
ともかくあと一話、数々の宿命にきちんと決着つけてくれることに期待。


で、最終回。
渡と太牙、宿命の兄弟対決・・・は渡の真意を嶋さんが伝えて一時休戦。
しかし渡のキング宣言って自分で人間とファンガイアの未来を
切り開く為じゃなくて太牙をかばう為だったのか!!
最後まで身内優先の性格が変わらなかったところは、
ある意味で芯が通っているとも言えるが。
キングは太牙だが渡はそれを超えた漢になったのだ・・・という
一応の落としどころも結構ギリギリの線を突いてまとめた感じだったなー。
ともかく渡と太牙の共闘によって復活キングは倒され、
名護さんもビショップ倒したら何故か(本当に何故だ)視力が戻って大団円。
まさかの名護さん結婚エンディングには、
終わり良ければ全て良しという魔法の言葉が心に沁みた・・・!!
何だかんだでこの作品のヒーローは一貫して名護さんだった気がする。
で、これで気持ち良く終了・・・となるのかと思ったら、
オチで未来から渡の息子がやってきて宇宙からやってきた
謎のネオファンガイア相手にみんなで立ち向かうという超絶展開に!!
さ、最後の最後で話の整合性も何もブン投げてきやがったーーーっ!?
あー、や、やられた・・・これをされてしまったらもう何も言えない・・・。
当初は「電王」の要素を引き継ぎつつもシリアスな設定と複雑な構成で
差別化を図っていたはずの作品だったのに、
色々と巡り巡って結局元の場所に戻ってきちゃったような印象。
ただ個人的には、二つの時代をザッピングしながら三十分枠で
特撮をやるという元々無理のあり過ぎる企画を
制約の多いなかで精一杯やっている様子には好感を持っていたので、
最後までその路線は貫き切って欲しくもあったなぁ・・・。
ただ、「ディケイド」への橋渡しという点で考えると、
世界観設定的に繋がってくる可能性もあるんだろーか?
「ディケイド」第一話には渡も出てくるようだけど、
果たして「キバ」とストレートにリンクさせてくるのか、
それとも最初っからパラレル設定で通してくるのか・・・。