へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(TVK)(新)RIDEBACK-ライドバック- #1・2・3

RIDEBACK TVアニメ「ライドバック」OPテーマ(初回限定盤)
原作未読・・・なのだが、「マンガノゲンバ」で
かなり深刻な原作ネタバレを観てしまったのが問題だ・・・。
ともかく世界情勢の変化により再び学生運動が盛んになった世界で、
バレエダンサーの夢破れた少女がライドバックと呼ばれる
バイク的なロボットに乗ることで新たな自分を見出していく話。
マッドハウスの底力を感じさせるCGと通常作画を融合させた
ライドバックによるアクションシーンは圧巻の一言で、
人が剥き出しのまま乗るロボットが高速で
街を駆け抜けていく一連のシーンだけでも見応え充分だった。
このクオリティが最後まで貫かれるなら相当期待が持てそうだが、
一方で特殊な背景設定に基づくストーリー展開を
どこまで本格的に描いてくれるのかという点も気になる。
声優陣ではやはり水樹奈々の主演としての安定感だなー。
ここ最近の主演作のなかでも特に力を発揮してくれそうなのは楽しみ。


ライドバック部のエースである珠代に勝負を挑まれた琳が、
素人同然の身でありながらレースで凄まじい才能を発揮する話。
琳を取り巻く友人やライドバック部の面々の紹介をしつつ、
レース展開で一気に琳をライドバックにのめり込ませていく展開。
基本的に天才主人公が部活初めていきなり活躍して・・・という
パターンに則った話になっているのだが、
琳の寡黙ながら圧倒的な才能を見せつけていく様子の見せ方、
ライドバックのメカとしての魅力、それを使ったレースの機微など、
地味に細部を作り込んでいるので王道の面白さが良く出ている。
このまま普通にレースものでもまったく問題ないと思わされるのだが、
途中に挟まれるニュース映像がそれを許さない未来を
暗示しているようで不安になってくるなぁ。
この先日常が破壊されていく展開が待っているのだとしたら、
今の部活を楽しくやってる時間というのは
あとになって重い意味を持ってくるのかも知れない・・・。


で、琳はついに公式レースに初参加。
しかし愛機で出場することが出来ずマシンの違いに戸惑うことに。
琳の走りは愛機あってこそという人機一体の要素を見せつつ、
やっぱり琳の超人的な才能を強調していく展開。
普通のマシンが反応速度についてこられなくて壊れるって、
もはやほとんどニュータイプだな・・・!!
琳自身は相変わらず寡黙なのだが、その行動や僅かな表情から
その変化が感じられるようになっている印象。
特にラストの月をバックに飛翔する姿は絵的にも見事だった。
だが、ついにライドバック部隊の設立という話が動き出して、
物語はレースからバトルへと向かっていきそうな気配・・・。