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(TVK)キャシャーン Sins #18

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キャシャーンSins Blu-ray 特別装丁BOX1巻
仇であったはずのキャシャーンに心惹かれていくリューズの心象風景。
全編夢の中の話・・・ということだったらしいのだが、
最後まで目覚めることもないしその辺は敢えてボカして
徹底してリューズの心理イメージを映像化していくという作り。
復讐者であり、少女であり、ロボットであり、
決して恋などするはずのないリューズの心にそれが芽生えて
紛れもなく「女」へと変容していく・・・という複雑な状況を、
姉との関係性、肉体的欲望の発露、戦闘シーンでの躍動など、
様々なイメージ演出を積み重ねて表現していたのが見事だった。
満たされぬ恋心から行きずりの男と寝てしまいその男を殺すという、
また極端な描写を「夢だから」ということでヒロイン相手に
やってしまっていたのも凄かったなぁ・・・。
また、全体的に山内重保のカラー全開ななかでも、
作監と一人第一原画を手掛けた丸加奈子の
女性的なタッチが活きていたのも興味深かった。