へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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とらドラ! #21

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ついにやってきた雪山スキー修学旅行、
一向に本音を見せない実乃梨と一向に踏み込まない亜美、
二人の想いはここでようやく動き出すのか・・・なんて軽く考えてたら
二人同時に動き出したせいで全速力で正面激突!! 両者大破!!
だ、だ、だ、大惨事になってしまった〜〜〜!!!!
ああそうか、二人とも本能的に動き出すとこういう最悪の形で
大怪我するとわかっていたから避けていたんだな・・・。
しかしそれでもついに両者とも臨界点を突破してしまったのか。
最初に木原の北村へのアピールで揉めたことから何か雰囲気がギスギスし、
それに当てられるように二人が修羅に入っていくという流れは上手かった。
あの突如泣き出す木原のリアリティと「天然は暴力」という言葉が、
そのまま竜児達に襲いかかってくる仕掛けは相変わらず見事。
女の側からすれば気付かない男が暴力なんだろうけど、
女にあんなキレ方されたら男は引くしかないって・・・!!
ともかく、女部屋に潜入した男達がおばさんくさい大河を
連れ込んで目撃した実乃梨VS亜美、第一ラウンド。
これは完全に亜美が実乃梨に探りを入れていった形だったが、
実乃梨のドス黒モード突入はわりと予想外なところあったのかなぁ。
亜美としては自分には届かない竜児の想いを受ける立場にいながら
大河に気を遣って結局竜児も大河も傷付ける実乃梨にイラつくのだろうが、
しかし逃げているという指摘については自分のことを
絶妙に棚に上げているのがまた難しいというか何というか・・・。
実乃梨もその辺の亜美の二重性には気が付いていて、
だからてめー黙ってろ的な反応になってるんだろーか?
それにしても素になった実乃梨は怖い・・・!!
で、それで話は終わったかと思ったら、まさかの第二ラウンド突入。
女同士の口喧嘩は怖いがそれなりにまあ見てはいられる、
しかしマジで殴り合いに発展するとどうしようもない!!
一応、作画演出的には大河VS生徒会長の時のようになっていたのだが、
あの時とは乗っている感情が全然違うのでとにかく観ていて重い!!
喜多村英梨の畳み掛けるような連続攻撃に対して
一発一発の威力で返していく堀江由衣・・・といった感じの
声優演技対決としても凄まじいものがあったなー。
ただこの対決に関しては作中の意味合いとは別に、
一体これを見てどっちに肩入れするかを視聴者が試されている部分もあって、
そういう点でも観ていてやるせなかったなぁ・・・。
もう、なぁなぁで済んだ時間は終わりですよと視聴者にも突き付けられた印象。
更にヒドいというか巧妙なのは、実乃梨か亜美かという流れだったのを
健気な大河がとばっちりで遭難しそこで竜児にうっかり告白してしまうという
一撃必殺大逆転の大河のターンを組み込んで終わるという構成。
これだけ揉めてやっぱり大河には二人とも勝てないのか・・・!!
作中の四角関係ドラマ自体はベタだし展開も強引さはあるのだが、
キャラへの感情移入を十二分に高めたうえでそれを行い
観ている方を翻弄するという作りが実に良く出来ている・・・。
しかしこうなるともう竜児と大河がくっつくのは確定で、
あとは実乃梨と亜美がそれをどう受け入れ成長するのかという
フラれ女の成長物語がメインになるしかないような・・・。