絶対可憐チルドレン ＃５１（終）

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最終回は原作の小学生編エピローグ＆中学生編プロローグに、
原作第一話のエピソードを加味してまとめるという構成。
原作のおいしいところを拾って見事に最終回としてアレンジしていて、
ほぼオールキャラ総登場の内容と相俟って豪華な終わり方だった。
特にＥＤに原作扉絵四コマネタをやってくれたのは良かったなー。
声こそなかったもののパティの腐女子ネタも見られたし。
小清水亜美のゲームキャラも出てきていたようで、
まさに絶チル集大成という感じになっていた。
全体的にも、脚本作画演出に音楽に声優陣にと、
とにかく全ての要素が相性良くハマっていて完成度が高かった。
川口敬一郎監督以下スタッフ達がこれまで手掛けてきた
メルヘヴンやハヤテ、その他もろもろの作品で培われた
エネルギーが良い感じで熟成していたという印象。
それと、平野綾が突出するかと思われたチルドレン三人も、
白石涼子と戸松遥が丁度この一年怒涛の当たり年だったもので
まったく遜色なくトリプルヒロインが並び立つという
結構凄い状態が生まれていて非常に見応えがあった。
それを受けた中村悠一の活躍度も言うまでもなし。
基本的に今の時代に大受けするタイプの作品ではないものの、
丁寧に作り込むことで確実に結果を見せてくれる佳作だった。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。