続 夏目友人帳 ＃１３（終）

　続 夏目友人帳2 [DVD]
カイが邪悪な鬼の封印を解く為に呼ばれた孤独な妖怪だったと知った夏目、
どうにかカイを説得しようとするが誤解が広がり結局それは叶わない。
だが、友人帳に挟まった思い出の花を見たカイは涙とともに里を去った・・・。
夏目が、人間と妖怪どちらかを選ぶなんて出来ないという、
立場的には今までと同じもののそれを自分の意思で選び取る決断をして、
とりあえず成長を見せはしたが結果はまだ伴ってこなかったという終わり方。
どうも第一期ラストと比べると最終回って雰囲気のしない話だったなぁ。
夏目の行動は確かに周囲の人間にも妖怪にも優しさを与えているが、
夏目自身の危なっかしさによって心配もかけているわけで、
まだまだニャンコ先生に守られながらの日々は続いていくという感じだ。
ラストの風鈴のくだりは夏目の遠慮が解きほぐされていく様子と、
また夏がすぐそこまでやってきているという季節感があって良かった。
あのレイコさんっぽい霊は何なんだという謎はあるが、
レイコさんが迷って妖怪化しているってことではなくイメージ映像なのか？
レイコさんについては結局良くわらかずじまいだったなぁ・・・。
全体的には第一期から引き続きあらゆる面でクオリティが高く、
第一期以上にどこか余裕のある作風になっていたようにも思う。
神谷浩史と井上和彦の演技も相変わらず絶品だった。
夏目とニャンコ先生の掛け合い聞いてるだけで幸せな気分になってくる・・・。
基本的に原作ストックやサブキャラを活かしたオリジナルでもあれば
いくらでも続きは作れる作品だと思うんだけど、
夕方枠で再放送が決定したことからして少しは期待して良いのだろうか？
とりあえず今は、スタッフの皆様、お疲れ様でした。