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テイルズオブジアビス #26(終)

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激しいヴァンとの最終決戦を制したルーク達、
だがルークにはその命を懸けて成すべき最後の仕事があった。
そして二年後、救われた世界にルークの姿はなかった・・・。
ヴァンとの決戦とエピローグを描く最終回。
ラストバトルはゲーム的な攻防の様子を愚直なまでにしっかり見せる内容で、
この作品の「原作再現をやり切る」というコンセプトのブレのなさを
象徴してみせるようなバトルになっていたなー。
エピローグについても余計な付け足しはせず原作通りにまとめられた模様。
流れからして最後に帰ってきたのはルークの記憶は残しながらも
メインはアッシュという存在なんだろうけど・・・そうなると、
これはハッピーエンドなのかどうなのか物凄く解釈難しいなぁ。
ルークとアッシュを元は一つと考えれば元に戻っただけなのだが、
これまでの物語で散々に二人は別人格なんだと強調してきたことが、
逆にこのラストを切ない印象にする効果を上げているのが見事。
一人の人間として生きたからこそ死も生まれたのだと思うべきなのか、
それでも一つに戻れて生き延びられたなら良しとするべきなのか・・・。
ルークとアッシュの関係性テーマについては
最後の最後に爆弾を残して終わる形になってるものの、
むしろこの割り切れなさが良い余韻となっているのかな・・・・。
ただ、一番気になるのはこの結果ティアとナタリアが修羅場ったり
重婚エンドを迎えたりしないかということだ・・・!!
全体としてはとにかく原作ゲームのシナリオと世界観を
忠実に再現しようという意識の徹底が絶妙の安定感を生み出していて、
目新しい要素はないものの一種の職人芸を感じさせるクオリティを発揮していた。
あまり良い意味で言われることもない「原作に忠実に作る」というTVアニメの
一つの在り方に対してスタッフが意地とこだわりを見せてくれたのは嬉しい。
特にアニメと親和性高いはずなのに成功作がほとんどなかった
和製RPGのアニメ化を原作再現真っ向勝負で成立させたのは、
まだこういうタイプのアニメ化企画にも可能性が眠っていることを
改めて証明してくれたようで今後にも繋がる意味があったと思う。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。