リストランテ・パラディーゾ ＃３

　マリーゴールド/クリスタリズム
TVアニメーション「リストランテ・パラディーゾ」O.S.T.musica paradiso
若く美しい妻を持つリストランテの老眼鏡紳士達、
そして自分を捨てておきながら仕事に恋に充実する母親、
そんな周囲の様子を目の当たりにしながらニコレッタは
クラウディオに対する気持ちが本物なのかどうか悩み続ける。
老眼鏡紳士達の落ち着いて人生を満喫している雰囲気と、
ニコレッタの未熟で身勝手ながらエネルギーだけは
有り余っている感じの雰囲気を、クラウディオを介することで
絶妙に接着させているのが面白いなぁ。
本来、絶対に噛み合いっこないものを巧みに繋ぎ合わせて
理想的な空間を生み出そうとしているというか・・・。
クラウディオが「天国」という名を持っているというのが、
その非現実的な場所が許される証みたいになってるのかな。
問題を抱えていたはずのオルガとニコレッタの母娘関係が
いつの間にやら友人みたいになっちゃってるのも、
老眼鏡紳士への恋が生み出した魔法なんだろうなー。
この先、恋が現実味を増していく展開になるのか、
そのままファンタジーっぽく進んでいくのかはわからないが。
基本的に話はそんなに焦って進めないで、
老眼鏡紳士達のキャラをもっと掘り下げて欲しい気はするけど。