Phantom〜Requiem for the Phantom〜 #9
アインとともに逃亡を続けることを選択したツヴァイ、
アインに名前を与えて二人で生きることを誓うが、
結局アインはサイスに、ツヴァイはクロウディアに捕獲されてしまう。
果てしない男女の逃亡劇という映画的なシチューエションを
実際ロードムービー風に押さえていく展開が非常に良く出来ていた。
ツヴァイがアインの自殺を止めて名前を与えるシーンは、
銃を離す際の丁寧な芝居やロマンティックで重要な場面でありながら
トイレと一緒のバスルームという舞台設定など、
細部に意識が行き届いていて見応えがあったなぁ。
それと、記憶を取り戻しアインを守ると誓ったことで
芯の強さの増したツヴァイを演じる入野自由の演技と、
反対に脆さを淡々とさらけ出していく高垣彩陽の演技の対比も面白かった。
ところで、ツヴァイが日本で良く聞いた曲としてOPテーマが流れていたけど、
あんな曲が良く聞けるのは秋葉原くらいなのでは・・・。