リストランテ・パラディーゾ ＃８

若かりし日の悩める青年クラウディオと天才シェフだったフリオの出会い話。
とにかく青年クラウディオの押しに弱くて自信がなくて
ミスしたところを熟年マダムに言い寄られ「困ります・・・」と
手篭めにされてしまうようなナヨナヨぶりが素晴らしかった。
あそこでマダムに押し倒されたせいで女に言い寄られると
「困ります・・・」状態になるトラウマが生まれたのか？
もしかして、あそこで初めての純潔を奪われちゃったんだろーか？
声を掛けて励ましてくれた女性が直後にフリオの婚約者だと判明したりする
天性の寝取られ属性も凄いなー。人生そのものが受け専門だ・・・。
しかし、そんなクラウディオでも年を重ねることによって
素敵な紳士になるのだという、熟成することで生まれる男の魅力を
上手く引き出していく話の持って生き方は面白かった。
天才だったフリオが老年に差し掛かって穏やかな心で
小さな店の厨房に立っている姿というのも美しいな・・・。
あと、ニコレッタがようやく賄いを任せてもらえると
喜んで終わった直後に予告で駄目出しされていたのには笑った。