獣の奏者エリン ＃２３

すっかりデレたトムラ先輩の微妙な告白をスルーしながら
リランの世話にばかり夢中になっているエリン。
だがエリンが王獣を操れるようになってしまったことについて、
カザルムの指導部は揉めに揉めていた・・・。
王獣を操ることは即政治的な問題に繋がるという部分を、
エリンにまったく説明せずにリランの世話を任せたのも
またカザルムの政治的な意図があるんじゃないかと思ってしまうが、
それを置いてもみんなでエリンを守るという誓いを立てるシーンは
ままならないことがはびこる世の中でエリンが
信じられる場所に巡り合えた奇跡を感じさせてくれて良かった。
ただ、これ絶対そのうちカザルム全体が責任負わされて
エリンのせいで大変なことになるフラグだよね・・・。
しかし、ついに明確に笛や特滋水を否定し政治的に王獣や闘蛇が
扱われることについて「くだらない」と一蹴したエリンの言葉は、
幼い頃から溜まりに溜まったものがついに火を噴いたようで
何だか異様な凄味があったなぁ・・・。