へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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Phantom〜Requiem for the Phantom〜 #17

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梧桐が語るクロウディアな裏切り行為、
そして真実と誤解が複雑に交錯するなかで
インフェルノによる非情の魔の手がキャルに迫る。
梧桐組をクロウディアが陥れたというのはサイスのでっち上げ、
しかしそのサイスを陥れたのはクロウディアのでっち上げという
因果応報ゆえに理不尽と言い切れない状況の組み立てにまず感心。
そのなかで起こるレイジとエレンの再会、梧桐と志賀の別れ、
そしてキャルの身に降りかかる悲劇・・・と、
アイン編クライマックス以上の畳み掛けで一気に関係構造を
動かしていく展開の妙がまた見事だったなぁ・・・。
エレンはアインを名乗り続けてはいるもののレイジを
逃がそうという意思もあるようなので洗脳強化されているわけではなく、
あくまで自分の居場所はサイスの元にしかないと諦めているだけなのか。
梧桐と志賀の、互いに信頼し合っているはずが
結局裏切りという結末しか待っていないという関係性も
レイジとエレンにリンクしてくるものがあるのかな・・・。
しかし、騙されやすいうえに特攻主義な梧桐に付き合って
一緒に地獄までいくわけにはいかないという志賀の立場も可哀想だなぁ。
梧桐もその辺の事情は理解したうえでそれでも志賀に撃たれて
死ぬという最期には納得がいかなかったのだろうか・・・?
ラストのキャル爆死は、まあ絶対死んでない感じではあるのだが、
部屋にいなかったのはクロウディアにでも連れ出されたから?
梧桐の回想の伏線からすると後半の舞台は日本になりそうだが、
キャルも暗殺者になって再登場するとなると数年経過するんだろうか?
とりあえず次回のレイジVSエレンがどうなるのかだけど・・・。
あと、志賀のサイスに対する「お前を無性に撃ち殺したい」には
どこぞの黒田脚本の狙い撃ちたいを思い出したのだが、
これは逆にこっちの原作があっちに影響していたのか・・・?