仮面ライダーディケイド ＃２７

　MASKED RIDER DECADE COMPLETE CD-BOX
ＲＸ世界編の後編にしてＢＬＡＣＫ編。
ＲＸ世界とＢＬＡＣＫ世界は完全に別物なんで二人の南光太郎も
ただの別人というミもフタもない感じの説明はちょっと残念だったが、
そのおかげでパラレルワールドと割り切って楽しむことは出来たかな。
今回は堅物なＢＬＡＣＫなら女に手を出せないだろうとファムを召喚したり、
子供を人質に取る敵にも容赦なく発砲したり、パーフェクター横取りしたりと、
海東が全面的に「卑劣な平成野郎」を象徴するような行動を取った末に
最後の最後で士とともに熱い昭和的な友情物語を演じることになるという、
物語的にも昭和と平成をクロスオーバーするような構成になっていたのだが、
それにしてもあまりにも海東の行動が支離滅裂過ぎて違和感あったなぁ・・・。
いきなり「子供は世界の宝」とか言い出す士も結構おかしなことになってたけど、
そこはまあ士の本質的なヒーロー性が逆境のなかで目覚めただけか。
夏海に自分の命を分け与えるというオチも今回の士なら納得。
そして真主人公、Ｗてつをは今回も出番そのものは少ないものの、
世界は違えど友情の篤さは変えない男気とキレ味溢れるＷ変身で
その魅力を遺憾なく発揮！！　どうやって共演するのかと思ったら、
今までのルール無視してディエンドがライダーの中身召喚して驚いた。
Ｗライダー状態になったのにアポロガイストとはＲＸが一対一で戦い、
相手が助っ人投入したのを確認してからダブルキックに持っていくという
正々堂々を貫いた戦いぶりには感動させられたなー。
トドメの時点で２ＶＳ１になっていたことについては敢えてスルーで。
ラストの南光太郎と士の別れのシーンも実に良かった・・・。
しかし結局シャドームーンは出ないのか・・・と思ったら次なのか！？
だが次の世界は何故かアマゾン！！　何故この土壇場でアマゾン！？
い、いや、シンケンもＲＸも終わってみれば必然性あったんで、
あのアーマーゾーンにもきっと深い意味があるに違いない・・・！！