（ＴＶＫ）CANAAN-カナン- ＃７

チャイナ気分でハイテンション!
ウイルスに侵された各国首脳ごと全てを焼き払う為に出撃したステルス機、
マリアを助けにきたカナンはその共感覚を駆使して爆撃を阻止することに。
全編に渡ってハリウッド・・・というか「２４」風の
政治劇とアクションの同時進行によるサスペンスを見せていく作りで、
アニメとしてどうこうというよりも「それっぽさ」の再現度が
凄まじく高くてそれだけで感心させられてしまった。
細かく見ていけば突っ込みどころの多い展開ではあるのだが、
緊迫感を最後まで切らせず真っ向勝負で「２４」を
ちゃんと成立させていたのは本当に立派だったなー。
しかしこの作品、香港映画だったり海外ドラマだったり
回によって似ているようでコンセプトが意外と変わるなぁ。
色々詰め込んでくるごった煮感が楽しくはあるのだが、
それが合わなくて付いていけない人もいそうな気が・・・。
カナンが共感覚で爆撃を逸らすシーンは意図的に説明を省いていたが、
あれは説明するほど粗が出るんで適当に乗り切ったんだろーか？
使い過ぎで能力消滅というベタなヒキに持っていったのは上手かった。
アルファルドはリャン・チーを見限りマリアに腹キックを入れ、
かつての自分の名を持ったカナンへのこだわりを強めているが、
その本質がどこにあるのかはまだ見えてこないか。
とりあえず捨てられたリャン・チーがどこまでキレるのかに期待。
本気の田中理恵が見られそうだ・・・！！