仮面ライダーディケイド ＃３０

　MASKED RIDER DECADE COMPLETE CD-BOX
ライダー大戦世界編、前編。
最後の世界は今まで訪れたライダー世界が融合し
ライダー同士の殺し合いが始まってしまっている多元世界。
いきなりイクサもレンゲルもトドロキもアキラも殺されるという、
絶望的な幕開けには結構驚かされたのだが、
冷静に考えるとイクサとレンゲルは別にどーでも良いな。
師匠のヒビキに続きトドロキとアキラまで失ってしまった
ショタアスムだけがひたすら気の毒だ・・・。
しかし、せっかくキバ・ブレイド・響鬼の世界が融合したのに、
同じ子供ライダーであるワタルとアスムが絡まなかったのは残念。
わざわざ出てきたオリジナル剣崎もカズマと顔合わせないし・・・。
海東とアスムの師弟関係、士がカズマに伝えた仲間の大切さなど、
一応各世界での物語を引き継いでいた部分もあったものの、
基本的にはどうも融合している世界と過去に訪れた世界も
それはそれでパラレルなんじゃないかという雰囲気もあって、
今一つ各世界が融合しての最終決戦という高揚感が薄かった。
ファンガイアクイーンはサービス登場って感じだったが、
オリジナル剣崎は最終回を上手くまとめる役目を果たしてくれるのだろうか？
あの剣崎が本物で今まで巡ってきた世界は所詮レプリカという話になるも、
それでも生きている人々がいればそれは本物だみたいな展開で
全てのパラレル世界を肯定して終わるとかそういうことだろうか・・・。
ただ、それにしても色々と中途半端になりそうなのは避けがたいかなぁ。
詰め込み尻切れトンボ最終回は平成ライダーのお約束とはいえ、
せめて映画に投げるだけではないＴＶ版独自の結論に期待したい。