へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)仮面ライダーW #1

仮面ライダーW ライダーヒーローシリーズW01 仮面ライダーW サイクロンジョーカー仮面ライダーW ライダーヒーローシリーズW02 仮面ライダーW ヒートメタルRide a firstwayMASKED RIDER DECADE COMPLETE CD-BOX
W-B-X~W Boiled Extreme~
サイクロンッ!! じょぉぉおかぁぁぁぁっ!!
十周年を経た平成ライダーに送り込まれる新たなる風、
それは架空の街を舞台に活躍するハードボイルド気取りの探偵と、
あらゆる知識を脳内に備えた天才少年が合体変身するという
新機軸を持った驚異のニューライダー!!・・・だったのだが、
第一話終わってみれば一番目立ってたのは立木文彦だった・・・!!
いや、あの掛け声、せめて変身の時だけにすれば良いのに
メモリ取った時と変身時の二度言うのはしつこ過ぎないか!?
まあ確かに今までの機械的なコールとは一線を画していて、
それだけで新鮮であるには違いないのだが・・・。
本編は、ハードボイルドを自称するもどこか頼りない探偵と
秘密基地に閉じこもる変人天才少年というダブル主人公の紹介を
物語の舞台となる「風都」の事情説明を交えながら行っていく、
雑多な要素をカチっとした構成で語っていくわりと手堅い作り。
一つ一つの要素を順繰りに出しながら紹介していくだけではあるので、
ドラマ的なツカミという点では少し弱い気もしたのだが、
これだけ新規設定の多い作品なら第一話から突っ走るよりも
まずは世界観の提示から入るのは三条陸らしい王道で悪くはないか。
ダブル主人公とヒロインのマンガ的なキャラ立てもわかりやすく、
怪人に変身してしまった者が引き起こす事件を解決するという
物語のフォーマットをきちっと見せてきたのも安定感があって良かった。
むしろ今までのシリーズと同じようにラストのヒキを
ピンチで終えたのに違和感があったくらいだ・・・。
ただハードボイルドを下敷きにしていることもあって、
全体的な雰囲気がシックというかレトロというか、
最近のシリーズの派手さとは違う方向性になっているので、
その辺が年少の視聴者にどう受け止められるのか読めないなぁ。
ライダーというよりはあらゆる点でメタルヒーローっぽいし・・・。
ただ、突飛なデザインだと思われたWがシルエットになると
マフラーとマスクが思いっ切り昭和ライダーチックなのには痺れた。
半身ずつ合体というギミックのおかげでシルエットデザインからは
ゴテゴテした装飾を取っ払えたということなのか・・・。