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東京マグニチュード8.0 #10

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東京マグニチュード8.0 オリジナルサウンドトラック
両親が避難しているという悠貴の通っていた小学校に辿り着いた未来、
悠貴の友達とも再会し学校のなかを何故か走り回る悠貴を追いかけるが、
その果てに辿り着いたのは未来にとってあまりに過酷な現実だった・・・。
というわけで、小学校で悠貴の思い出を辿った末に、
ラストでついに悠貴の死の真相が明かされる話。
充分覚悟はしていたとはいえ、教室での「未来」の習字を前にした
未来と悠貴のやりとりや悠貴が見えない友達のあの戸惑った表情など、
今回は全編に渡って観ていて心が痛くなるような内容だったなぁ。
二話前の時点で真実に気付いている視聴者はまだ良いが、
今回も含めてのミスリード演出の見事さによって
まったく気付いていなかった人も意外と多いんだろうし・・・。
ただ、手術することもなく即死亡判定されていたとまでは思わなかった。
だとするとあの繰り返された手術シーンの悪夢でさえも、
せめて手術くらいはという未来の願望が生み出したものだったのか。
悠貴の行動が、未来の幻覚というよりは守護霊のようになっているのは、
あくまでただの幻覚というだけで済ませないという
せめてもの救済措置だったちするのかな・・・。
悠貴に守られたんだと未来が感じてくれれば良いのだが。
ともかく東京大地震をリアルに描くというコンセプトを
物理的な破壊から心理的な喪失へとシフトさせていって、
あとは最終回をどうまとめるのかというところまできたので、
街の復旧と心の再生という両面をどう見せてくれるのかに期待。