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(TVK)とある科学の超電磁砲 #12

とある科学の超電磁砲 第1巻 <初回限定版> [Blu-ray]とある科学の超電磁砲 タペストリー 美琴と黒子とある科学の超電磁砲 ベッドシーツとある科学の超電磁砲 タペストリー 美琴とインデックス
「とある科学の超電磁砲」ORIGINAL SOUND TRACK 1
「とある科学の超電磁砲」アーカイブス1
レベルアッパー編、最終決戦。
一万人のルサンチマンが結集した怪物と美琴とのバトルの出来は、
スタッフの確かな仕事ぶりが存分に楽しめる非常に迫力のあるものだった。
スケール感の出し方やメタモル的な怪物の作画、
ジャンプアニメ的なバトルの組み立てなどどれも実に上手かったなー。
ただ、テーマ的には結局のところ美琴が一万人の持たざる者の
気持ちに対してわりと無力なままで終わっているのが興味深かった。
佐天は自力で立ち直ったし他の人達も無意識に暴れたことで
多少のストレス発散は出来ているのかも知れないけど、
これ幻想殺しの人だったら説教とワンパンで一万人の不満くらい
真っ向から受け止めて心まで救っていたんじゃないのかなぁ・・・。
何というか、美琴はあくまで「戦闘美少女」であって「魔法少女」じゃない、
という科学と魔法という対比に隠れた戦闘ヒロイン論の本質を見た気もする。
同じように説教しながら相手をぶちのめした場合でも、
最終的に相手を浄化したりするには「魔法」が必要になるというか。
どっちも佐藤利奈でさっきの「うみねこ」とも被ってくる話だし、
伊藤かな恵繋がりで「しゅごキャラ」との対比ってのも思い付くな。
「なりたい自分」になれなかった不満を現実的に指摘するのは説教だけど、
それを浄化するには結局オープンハートが必要なわけで・・・。
ともかく個人的に観終わったあとで色々と思考が脱線していく内容だった。
次回はクール変わりの水着回。