へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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のだめカンタービレ フィナーレ #11(終)

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千秋がのだめの心をその実力と想いによって引き戻し、
まだまだ物語は続くような気配のなかでハッピーエンド。
千秋とのだめの関係性については、恋愛においても仕事面においても
才能ある女性を全身全霊でバックアップしてみせる千秋の凄さに
全てが掛かってくる辺り現代的な男女関係の難しさを感じたりもしたのだが、
単純に二人のドラマの着地点としてはブレがなくて満足度は高かった。
これから先にも色々と新展開が待っていそうな状況で終わったのも、
この作品に限ってはテーマや雰囲気に合致していて良かったな。
好評なドラマ版が先行しているなかで始まって
試行錯誤しながら独自の路線を開拓していった第一期、
巴里編前半をダイジェスト的においしいとこ取りしながら
アクロバティックに構築していた第二期と比べると、
この第三期はアニメ版のだめとしての成熟を強く感じることが出来て、
特に変わったことはしていないものの非常に安定した面白さがあったなぁ。
それと、声優陣では第一期&第二期は川澄綾子の印象が強かったのだが、
第三期は主人公としての千秋を好演する関智一の方が個人的に印象に残った。
ともかく、ドラマ版や実写劇場版といった多様なメディアミックスが行われるなかで
アニメ版なりの個性と存在意義を見事に示すフィナーレを迎えてくれたと思う。
次回からノイタミナが一時間二作品体制に移行することを考えると、
アニメがドラマや映画に負けないコンテンツであると証明してみせたことは
アニメファンが感じる以上に大きな意味があったのかも知れないな・・・。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。