ジュエルペット ＃５２（終）

ジュエルペット魔法バンク連発でディアンと友達になって最終回。
過去回想とともに全てのジュエルペットが魔法を連発していく流れは
まさに一年間の総決算でそれだけでも感慨深かったなー。
ディアンを友達にするオチについては今まで引っ張ってきた
りんこ個人への想いがいつの間にか世界全体に広がってしまっていて、
ちょっと内面描写が軽い気はしたんだけど、まあ仕方ないか・・・。
逆にダイアナの方はハーブ団との絡みがあって嬉しかった。
あと、エピローグも無難になってそのまま終わるのかと思ったら、
Cパートでちょっと冒険してきたのは驚いたな。
あれはディアンとダイアナが子供達のパートナーになったってことなのか・・・。
全体としては「マイメロ」シリーズから引き継いだ要素と
新しく独自に組み立てようとした要素の食い合わせが今ひとつで、
特に前半戦はハーブ団の扱いをはじめ空回りが目立っていたのが残念だった。
後半になるとディアンという明確な敵の存在を軸にして、
三角関係ネタやキングネタなどドラマもギャグも安定してきて面白かった。
ただ、そうなると今度は逆に前半で目立っていた日常話が失速して
みなみ＆あおいや帯刀さんの存在意義が薄くなるという・・・。
何というか、改めて「マイメロ」って奇跡的なバランスの上に
成り立っていたんだなとこの作品を観ていて再認識させられてしまった。
決してこの作品が低水準だったわけでもないと思うんだけど、
色々と状況に恵まれなかった感じはするなぁ・・・。
新シリーズが設定リセットして始まるのはそういう意味ではアリなのかも。
とりあえず、スタッフの皆様、お疲れ様でした。