仮面ライダーW ＃３１

おやっさんが残した仕事を引き継ごうとする翔太郎だったが、
フィリップのパワーアップについていけず変身不能に。
翔太郎への試練とその成長を描くエピソードに相応しい
おやっさん＆ハードボイルド感溢れるヤクザ仁義ネタの投入には、
相変わらず無駄のない話の組み立てしてるなぁとひたすら感心。
普通だったらもっとフィリップとの関係に寄ってしまうと思うんだけど、
敢えてここで翔太郎の原点である「おやっさんへの憧れと贖罪意識」に
焦点を合わせてくる辺りキャラ解釈にブレがないな・・・。
そして同時に、フィリップが平成的な超人へと歩んでいく存在なのに対して、
翔太郎は昭和的な世代への憧れでヒーローになる男であるということを
改めて示しているのも二人のバランスを考えると良く出来ていた。
ただ・・・ドラマ的な意味で次回への期待は否応なく高まるのだが、
あのエクストリームなダブルのデザインはどうなの！？
思いっきり平成ファイナルフォームっぽいゴテゴテ感があって
上手く昭和テイストを引き継いできたダブルの良さを殺しかねないような。
今までのように実際動いてるの観るとカッコ良いってパターンであることを祈る。