さらい屋五葉 ＃１２（終）

過去に追いつかれた弥一が、強気に出た政についにデレる最終回。
終わってみれば全話費やして弥一をデレさせるだけの話だったよーな・・・！！
ラストの、はいあーんして的なイチャイチャぶりには思わずニヤケてしまった。
作画演出は相変わらず非常に繊細に作り上げられていて、
この作品独特の美意識を最後まで表現し切っていて良い感じだったな。
物語全体としては「さらい屋」というネタにほとんど意味がなくて、
江戸の美しさとそこを舞台にしてのキャラ同士の関係性のドラマを
延々と見せるだけという作りに長く戸惑って面白さが上手く掴めなかった。
要するにこれ、「ARIA」みたいな一部で「空気系」と称される作品群として
捉えておくべきだったのかも知れないなぁ・・・。
あとは何といっても、キャラデザだけだと怖過ぎる政のデザインが
動きと声が加わることで途端に魅力的になるという
アニメマジックに毎回少なからず驚かされていた。
ノイタミナ一時間枠化の先鋒を担ったにしては結局のところ
ノイズっぽさが色濃く残っていたりという問題はあったものの、
既存のノイタミナらしさから外れた作品に可能性を広げる意味はあったかな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。