模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG ＃１

BS11のガンプラ特集番組内での放送で観る予定だったのがうっかり見逃して諦めていたのだが、バンダイチャンネルでのネット配信の情報をもらいどうにか視聴。
監督：松尾衡、脚本：黒田洋介による今までありそうでなかったガンプラを主体にした公式アニメ作品で、お台場ガンダムでガンプラを知った少年がネットでガンダムアニメを初視聴しながらガンダム魂に目覚めていくという非常に現代的な設定がまず面白かった。
現代の少年がガンプラにハマるならこういうルートが確かに一番リアリティあるもんなー。そもそもお父さんがガンオタだったりするのもリアル。そしてガンプラアニメなんだから当然とはいえ、そういう家庭で育った少年を全力で肯定的に描いているのがまた何か時代の変化を感じて興味深かった・・・。
そして、前半のリアルなガンプラ作りのあとは自作ガンプラを登録して超パワーアップした「戦場の絆」的ゲームでバトルするという、プラモ狂四郎展開に突入。
こちらはアニメ的に設定を飛躍させている・・・ように見えるが、これたぶん実際バンダイはこういうゲーム作りたいに違いないよなぁ。ガンプラにICチップでも付けて、ゲームは戦場の絆とガンダムVSシリーズを発展させればそう無理な話でもなさそうだし。
ただ、バトルの内容は通常のガンダムアニメ的に派手に表現されていて普通に見応え充分。モビルスーツ作画があくまでガンプラが動いているという感じのオモチャっぽいものになっているのは上手かった。
しかし・・・熱血バトルは良かったんだけどライバルキャラがアイドルグループ「スゴック」に所属する神谷浩史ボイスのガンオタというあまりにも濃い設定になっていて笑った。
お前はその声で何故ヴァーチェを作らない！？　それでもキャプテンガンダムか！！
更にはラストでシャアっぽい痛いコスプレをした浪川大輔ボイスの新たな敵まで現れる始末。
いや、宇宙世紀ならその格好は素敵なのかも知れないが、あんたサングラスかけてゲームやってるだけの人だよね？
この人もスローネツヴァイもリゼルも作らないとか・・・嘘だと言ってよフォーエバー。
後編への期待は高まるヒキだったけど、果たして後編もネット配信はあるのだろうか？