へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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(新)バクマン。 #1

BAKUROCK ~未来の輪郭線~(初回限定盤)
ラッキー!! クッキー!! NHKの本気ー!!
というわけで「DEATH NOTE」コンビによるマンガ家マンガが監督:カサヰケンイチ&秋田谷典昭、キャラデザ:下谷智之、制作:J.C STAFF、放送:NHK教育でアニメ化。
カサヰケンイチと秋田谷典昭のダブル監督というのがピンとこないのだが、まあ作品もコンビものだし作風の違いが上手く化学反応を起こしてくれることに期待。
初恋限定。」に続いて「。」付きJCジャンプアニメを担当する下谷智之のキャラデザは、リアリティとマンガ的な魅力を併せ持つ小畑絵の感じを良く拾っている印象。
ただ、初回は作画的にはアバンの「超ヒーロー伝説」OPが全部持っていってしまったなー。
明らかに元ネタであるラッキーマンのOPは金田伊功が手掛けた伝説級の完成度なので、あれを再現しているのはそれだけでも立派だ・・・。
本編の展開は、阿部敦によるサイコーのモノローグが原作以上に青春の鬱屈を表現しているのが面白かった。
おかげでその鬱屈に入り込むシュージンの存在と、亜豆との間に起こる突然のロマンスが非常にドラマティックに作用していて原作以上のテンポの良さを感じた。
しかし早見沙織の亜豆との直接顔を合わせない交際って、予想以上にラブプラスっぽいな・・・!!
それと、どうなるのか心配された他のジャンプマンガを使ったネタの部分もほぼ完全再現されていて、この点はNHKアニメになって良かったと思わされた。
このぶんなら今後のジャンプ編集部に関する描写も妥協なくやってくれそうかな。
原作は他にもアニメで面白く見せるには難しい要素が多いのだが、このスタッフならその都度良い知恵を出してくれそう。
とりあえずは、マンガの原稿や机に座ってるだけの制作状況をどう描くのかが楽しみ。
原作のように決めの絵だけ見せれば良いわけじゃないからなぁ・・・。