刀語 ＃１０

　刀語　第九巻 / 王刀・鋸 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
刀語　第十巻 / 誠刀・銓 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
心の弱さを反映する仙人との対決で七花ととがめが自分自身の闇と対峙する話。
最終決戦前に内面世界で修行するという王道展開だったが、そのおかげで今まで登場した女性キャラが総登場することにもなっていたので、ファンサービス的な意味でも良く出来ていた。
しかし・・・七花に影響を与えている相手って女ばっかりだな。最初に殺したまにわにの人とか勝負描写ハブられた緑川の人とかどーでも良いのか！？
仙人のキャラは、伊東みやこの演技が非常に上手くハマっていて面白かった。あの声質と胡散臭い芝居の組み合わせはズルいなー。
作画的には七実の幻影が散っていくシーンやラストのそれまでの風景が幻として消えていくシーンなど、幻想的な描写に見応えがあった。
ともかく、とがめの父親に対するトラウマも払拭され、虚刀流が完了形変体刀だったことが明かされ、否定姫の正体も判明して、残り二話は全てに決着をつけるのみか。
何となく原作の展開を聞いてはいるのだが・・・果たしてどう持っていくのか。