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(新)魔法少女まどか☆マギカ #1

コネクト(アニメ盤)
監督:新房昭之、脚本構成:虚淵玄、キャラ原案:蒼樹うめ、キャラデザ:岸田隆宏、異空間設定:劇団イヌカレー、音楽:梶浦由記、制作:シャフトという異様なチームが送り出すオリジナル魔法少女アニメ。
まあこのメンバーならそうなるだろうなーと事前に予想された全ての要素は一応入っていて、うめキャラが謎建築やイヌカレー空間でヤンマーニしながら超絶アクション繰り広げてダークサイドに堕ちていく第一話。
ただ思ったほど食い合わせは悪くない。うめキャラが上手く馴染んでいない印象もあるけど、単純な萌えデザインから少しズレているのが個人的には良い味付けになっていると思う。
しかし一部で「血溜まりスケッチ」などと呼ばれていたが、マジでこの第一話観る限り全然明るく楽しい方向に行きそうにないな・・・!!
あのマスコット、話の流れや予告の「願いを叶えてあげる」発言からして無垢な少女達を言葉巧みに騙して地獄の魔法少女稼業へと駆り立てる悪魔なんじゃないのか!?
元々、魔法少女のお供ってこいつが全ての元凶って要素があるけど、この作品はそういう「魔法少女のお約束」について当然自覚的なのだろうから観る方も自然と色眼鏡がかかってしまうなぁ・・・。
演出面では日常シーンで繰り返される鏡・ガラスの強調が気になった。単にシャフトっぽいでは済まないあの非日常的な日常風景は何なんだろう・・・?
劇団イヌカレーによるまさに非日常となるバトル空間が物凄いイカレ具合だったので上手く日常の奇妙さが隠蔽されている感じもする。
ともかく魔法少女ものなのに第一話でヒロインが変身するところまで進まなかったので、まだ話はこれからかな。
ここ最近は原作ものを誠実にアニメ化する路線に徹していたシャフトが久々に独自色を全開にしているのは伝わってくるので、たとえ何が起ころうととりあえず最後まで付き合いたい。
本当に、何が起こっても驚かないように覚悟だけはしておこう・・・。