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ハートキャッチプリキュア! #49(終)

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無限プリキュア、こぶしパーーーーーンチ!!!!
・・・前回、まるで「トップをねらえ!」みたいな展開だと思っていたら最終回でデューンが巨大綾波化、それを迎え撃つプリキュア達は四体合体で天元突破!!
ちょ、ハトプリ!? 最後に一体何のアニメになる気だハトプリ!?・・・といろんな意味で戦慄走る最終決戦だったが、そのまさに無限大なテンションは本当に凄かった。
ここまでやっちゃって良いものなんだと、改めてこのシリーズの懐の深さを思い知らされた気分。
一転してエピローグは、えりか様大暴れ&スカートいつきちゃんマジサンシャインなキャラ萌え含めた日常パートをやってくれていて、実に隙のない終わり方だったなー。
サバーク博士とダークプリキュアに救済がなかったのが不満といえば不満だけど、あの二人は前回あれで散っているのが美しいのだから仕方ないか・・・。
まあ深く考えれば愛の拳でデューンを説得するのも、プリキュア世代交代を匂わせて終わるのもわりと強引な手ではあったのだが、一年間の積み重ねと作品力の前には些細なことだ。
全体としては、何よりも長峯達也&馬越嘉彦少年マンガ的な資質が現代少女アニメの金字塔、プリキュアという舞台と化学反応を起こして大爆発していたのが非常に興味深かった。
というか、はっきりと物語でも作画でも演出でも少年マンガそのものをやっているのに、それが少女ものとしてほぼ違和感なく成立しているという状況に時代の巡りあわせを感じる。
当初、何でこのプリキュア達は弱った心から生まれた金朋を容赦なく叩き潰すだけなんだろうと不思議に思っていたけど、今にして考えると「拳で愛を伝える」スタンスが一貫してたからなんだな・・・。
勿論ハードな側面だけでなく、えりか中心のギャグや丁寧な日常話なども魅力が多くて本当にシリーズの歴史の総決算になっていた。
それと声優陣でも水沢史絵の芸達者ぶり、桑島法子久川綾の貫禄など色々あったけど、やはり特に水樹奈々の作内外に渡る一年間の健闘には惜しみない拍手を贈りたい。
水樹奈々の主演作は良作揃いなのに何故か売り上げ悪いというジンクスがあったので、ついにそれが完膚なきまでに打ち砕かれたのも個人的には嬉しい。きっとこれで「七人のナナ」はじめ諸々も浮かばれることでしょう・・・。
ただ、本音を言えば長峯達也&馬越嘉彦にはもう一度純粋な少年ものを手がけて欲しいな。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。