魔法少女まどか☆マギカ #6
魔法少女はもう、死んでいる。
こ、これはゾンビですか!? はい、魔法少女です!!・・・って、さすがにそれはマズいよ〜、訳がわからないよ〜。
というわけで順調に修羅道に堕ちていく青とダンスダンスバイオレンスな赤の戦いを止めようとしたまどかの行動が、キュゥべえのとんでもない契約時説明義務違反を明らかにする話。
青が死ぬんじゃないか的なこちらの予想をここまで強烈に弾き返してくるとは、さすがの辣腕と言うべきか何というか・・・。
戦いで死ぬどころの騒ぎでなく、魔法少女になった時点で人間じゃなくなってるというのはエグいけど「リアル変身ヒーローもの」としては納得のいく話。
しかもこれ唐突な設定後出しというわけではなく、ほむらの「魔法少女になった時点で手遅れ」発言やマミさんが頭からパックリいかれた件までちゃんと伏線になってたのね。
死の衝撃が強過ぎて頭ではなく髪飾りを狙われていたなんて気付かないよ・・・。
それと今回はまどかが友達を投げ捨ててからの怒涛の流れが印象を食ってしまっているが、そこに至るまでの人間関係の煮詰め方や背景アングル演出の切れ味なんかも素晴らしかった。
ほむらの「残像だ」魔法が最後にさやかを救う為に使われる逆算の組み立てとか本当に良く出来ている。
勿論、細かく観ていくと現状でも結構穴はあるんだけど、それを覆い隠して余りある濃さだから・・・。