（新）ダンボール戦機 ＃１

イナズマイレブンの成功を受け、レベルファイブの新作ゲームが同枠でアニメ化。
原作＆監修と第一話脚本はレベルファイブ社長の日野晃博、監督は高橋ナオヒト、アニメ版キャラデザ＆総作監は西村博之、制作はイナイレと同じOLMだが向こうはTEAM WASAKIでこちらはTEAM INOUEが担当。
内容は要するにプラレスメダロット・・・なのだが、個人的に「ダンボール戦機」と聞いてロボがダンボール製なのだと思っていたので、ロボ自体はバンダイのプラモデルなのに驚いた。
バトルフィールドがダンボールの中ってだけなのかー。しかも実際は強化ダンボールという未知の素材なんでダンボールというのは名前で親近感を与える仕掛けでしかない模様。
基本的には演出も展開もコロコロ系キッズホビーアニメの常道に沿った作りで、非常に手堅い。
しかし筆者の年代だとまさにテレ東夕方枠っぽさ全開と感じるこの内容も、今の子供にはわりと新鮮かも知れない。カード系ではないストレートなプラモ系メカアニメなんて逆にもう珍しいからなぁ。ガンプラビルダーズ見てる子供がそういるとも思えないし・・・。
それに何より、ロボットアニメとして凄く真面目な出来で好感。リビングで手のひらサイズのロボット達がバトルをするクライマックスはセンスオブワンダーもあって実に見応えがあった。
キャラも西村博之作監の力もあってか魅力的。まだ大部分はOPで確認するだけだが、女の子キャラがイナイレ以上に充実しそうで楽しみだ。
あと声優陣だけど、主演の久保田恵って元々レベルファイブ製作の「ダーククラウド」と「ダーククロニクル」で主人公を演じていた実績があるのね。レベルファイブの切り札なのか・・・。
他も実力派が揃っていて安心感がある。また中村悠一と四宮豪が派手に使い回されそうな予感がするけど・・・。
ともかくイナイレに並ぶ人気を集められるのかどうか、アニメの完成度だけでなく周辺プロモーションも含めてしばらくは目の離せない作品になりそう。早速ゲームの発売日が伸びたので結構綱渡りな企画になってるのかも知れないな・・・。
個人的には近年ロボットアニメ路線を突き進んできたホビーアニメが、ついにあるべき形に還る時がきたのかも知れないという期待が膨らむ。
あと・・・そろそろアニメやゲームではなく実際に作ってバトルさせられるロボット玩具のブームがきても良い頃だと思うのだがそういうのは出す予定ないんだろーか？