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魔法少女まどか☆マギカ #9

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赤の魔法少女、青の魔女を道連れに凄絶に散る。
前回に続き、こうなってしまうのだろうという最悪の予想をそのまま血の河を越えるように突き進んでいく展開なのだが、もはや意外性など不要でキャラの心情をひたすら積み上げていくことに注力している段階ってことか・・・。
杏子がさやかと一緒に死ぬことを選んだ点については、杏子がさやかを自分の相似形だと認識していく過程が丁寧に描かれていて納得はしたものの、それがどうしようもない呪い、抗いがたい少女達の運命の証のようでもあって言いようもない理不尽さも同時に感じた。
これたぶん、杏子が教会の娘だったことも大きいんだろうなぁ。まどかという聖性に懺悔して、自己犠牲で本当に救いたかったものは何だったのか・・・。
今までもまどかと他キャラとのタイマンでの会話シーンは特別に扱われているフシがあったけど、今回は杏子に限らずほむらも仁美もキュゥべえですらもまどかという聖性に懺悔しているようなニュアンスが強くて、つまりまどかってそういう存在なんだなと改めてまどかを中心としたこの物語構造の重さが見えてきた気がする。
そして恐らく、ほむらの知る真実はそのまどかを中心としたマンダラ的な構図を更に重層的なものに変えてくるはず・・・。
キュゥべえの語る少女の希望と絶望の相転移で宇宙エネルギーゲットだぜ作戦もバカみたいに壮大なネタだけど、最終的には少女の心は宇宙を破壊も再生もしますって話になってくるのかなぁ。
あと、さやかってあれで本当に死んでいるんだろーか? 杏子ばかりで死んだイメージがまったくないのだが・・・。