フラクタル #8・9
3/10日放送。
ナギが処女だとかどうとか騒いでるネットの処女厨どもみたいなお父様に処女検査されそうになったフリュネだったが、綾波ネッサと出会ったクレインと再会して脱出。
ええと、普通に凄く面白い。面白いのに、何でこんなに余計なことを考えさせる要素ばかりなんだ。
勿論それを狙っているのもその理由も何となくわかるけど、結局そのせいでせっかくの物語を阻害してしまうのは本末転倒な印象。
大体、処女検査はダンスインザヴァンパイアバンドに先越されてるぞ!!
ネッサが量産型クローンで、フリュネはそのうちの一体が成長した姿・・・というネッサとフリュネの関係性についてはシンプルかつ奥深くまとまっていて良かった。
非実在少女と実在少女の対立かと思っていたら、ロリと年増の対立だったとは。
しかし量産型ネッサは綾波を意識しているのは間違いないのに、綾波より御坂妹に見えて仕方ない。クローン美少女萌えもここ数年で進化してしまったからな・・・。
ラストの研究所爆破シーンはそこだけミサイルの挙動や炎の表現が凝ってて良かった。
3/17日放送。
僧院の最後通告を受けロスミレ全軍が攻撃を決意、ネッサとフリュネを守る為にそれを見送ったクレインだったが・・・またフリュネが余計なことを!!
というわけで一気に最終決戦に突入。テンポ良く進んでいくので思いの外唐突感もなく、何か凄く真っ当に盛り上がっているのに驚いた。
クレインに対するヒロイン達の感情の整理、スンダの立場の確認、そしてついに主人公らしく走り出すクレインと、この一話だけで今まで中途半端だったものが順調に結実していて、正直最初からこのレベルでやってよと思わないでもなかったが非常に面白かった。
あと今回、目の描き方や細かい芝居など作画が随分と可愛らしくなってるなと思ったら作監に近岡直と共同で赤井俊文が入っていて納得。
脚本も吉野弘幸で、三人での添い寝や記念写真撮影など吉野脚本らしい魅力が良く出ていたし、何かこの前の神戸守回といい「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」成分が高くなるほど面白くなる現象が発生している気がする。これどう捉えるべきなんだろう・・・?