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魔法少女まどか☆マギカ #10

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TBSでの放送は未だ未定のなか、ニコニコ動画配信が開始。
コメント出したり消したりの視聴だったのでTBSで放送されたら改めて観直すつもり。なので今回の感想は暫定。
ともかく・・・ある魔法少女の、たったひとつの願いを懸けた永遠の物語。
ほむら視点でのループする世界の過去話で、物語のループ構造そのものは予想通り、そこで描かれるほむらの壮絶なドラマも概ね予想通り・・・なのだが、それでも凄まじい感情の奔流と演出&作画力で押し切ってくる内容は圧巻の一言!!
一つ一つの要素、シーンは間違いなく既視感のあるものなのに、結果としてオリジナリティが爆発しているように感じられるのは何故なんだろう?
敢えて2000年代を代表するモチーフ&テーマを押し出していることといい、スタッフ陣容から作品内容まで組み合わせの妙で成り立っていることといい、やってることは「フラクタル」と同じはずなのに印象が真逆なのが興味深い。
ちなみにニコ動のコメントでループネタの代表がエルシャダイになってるのには時代の移り変わりを見た・・・。ほむら爆弾繋がりでキラークイーン・バイツァダストがあったのがちょっと嬉しい。個人的に2000年代を席巻した現代学園異能セカイ系バトロワタイムリープの大体はジョジョ第四部起源説で語れると思ってます。
それにしても、ひ弱なドジっ子だったほむらが限りない努力と覚悟で今の姿へと変わっていく描写については本当にエピソードに無駄がなくて感心した。
今までの伏線の回収と、そこから物語の別の顔を浮かび上がらせていく構成も凄い。そりゃ出てきたと思ったら二分後くらいにはまたマミっておられるマミさんや、ウザいうえに魔女化してばっかりなさやかなんて信用ならないよなー!!
ちゃんと魔法少女をやっているまどかの姿もカッコ良かった。ほむらに魔女化する前に撃ち殺してくれと頼むところなんか完全に虚淵ワールドの漢!!
しかし最初の世界ではワルプルギスの夜に苦戦していたまどかが、ループ重ねるうちに一撃でクリア状態になっちゃったのはどう考えれば良いのか。
まどかの魔力だけループするたび持ち越しになっているのだとするとOPの一人百合変身の意味もわかるけど、何でそうなっているのやら。
そもそもワルプルギスの夜って、まどかかほむらのどっちかだと思っていたのだが、今回の描写だけ見るとまた別なのか? どうもほむら視点のループ構造だけでは説明出来ない点がまだ多いので、これはもう一段階何か仕掛けてきているのかも知れない。
あと、ひたぎ路線なのかと思っていたらいつの間にか能力全解放している斎藤千和には改めて恐れ入る。もう斎藤千和への絶対の信頼あってのキャラだな、これは。