へたブロ~下手の考え休むに似たるのはてブロ~

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ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ #51(終)

ひめチェン!おとぎちっくアイドル リルぷりっ 8 [DVD]
最高の姫っぷりでおとぎの国を救い、魔ペット達と一旦お別れしたものの・・・という最終回。
別に作画も演出も普段と比べて特に良いってことはない・・・のに、謎の感動がジワジワと押し寄せてきて戸惑った。
セリフもないのに、お菓子の家のおばあさんがヘンゼルとグレーテルを思い出したであろうワンカットにドラマが凝縮されていて、これは一年間地味ながら真面目にやってきた成果だなと感心。
魔法の鏡が「自分らしく魔女っぷりを高めればいい」と語って魔女が救われる展開も、本当にいつも通りのユルさなのにちゃんと物語的にきれいに収まっていて良かった。
一度お別れして、あくまで三人はその別れを前向きに受け止めて成長していることを示したあとに魔ペット達が後ろから駆け寄ってくるラストシーンもテーマとオチの処理が凄い上手い。
森脇真琴はマイメロやミルキィでの破壊的ギャグの方が目立つけど、しっとり落とすのも得意なんだよなー。だからこそギャップが活かせる。
この作品の場合ギャグがユルめだったので落差が足りずに地味な印象が強くなっていたが、決して実力が発揮されていないわけじゃなかったんだと最終回に至って確信出来た。
あと、主演の三人についても演技の上達は感じられなかったもののキャラとのシンクロ具合は悪くなくて、この作品らしさは最後まで穿けていたと思う。
ジュエルペットが「てぃんくる」になって一気にハイクオリティ化を成し遂げた反動で、何故かこっちがマイメロジュエルペット枠の正統続編みたいになってたが、その枠らしい決して背伸びしない魅力は出ていた印象。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。