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最強武将伝 三国演義 #52(終)

劉禅がバカ殿だったおかげで魏と蜀の戦いは終わり、ついで呉もラスト三十秒くらいでぶっ倒して晋が中国を統一しました。おわり。
・・・って油断すると晋って何だよ、いつ出てきたんだよ!? と混乱してしまいそうなくらい超速で統一までいったなー。
鹿賀丈史のラストナレーションがまるで生放送でカウントダウンされながら喋ってるみたいになってて笑った。
それにしてもこれだけの英雄譚を続けてきて、最終的な勝利者である司馬炎がワンカットしか出番ないって凄い。
蜀の存亡を巡る騙し合いも、最後に三国志らしい権謀術数が飛び交っていて面白かったのに結局何で姜維が自殺したのかの説明が省かれていて何かすっきりしなかった。
やはり三国演義の華は劉備曹操孫権の三つ巴、そして諸葛亮孔明の存在感であって、それが終わってからの物語はやはりどこか火が消えたようでこの作品においても寂しさが漂っていた。
ただその寂しさ、英雄去りし英雄譚の儚さを感じさせたという点で、この作品の作りは間違っていなかったのだと思う。
中国主体の作画演出の面では、ディズニー系のヌルヌルした動きよりもむしろ独特のエフェクトや効果演出に見どころが多かった。
刃や眼光をギラギラ光らせる入射光っぽい演出は最近の日本では当の出崎アニメですら見られなくなっていたものなので凄く新鮮だったな。
あとは何といっても日本版のホリプロを中心とした超豪華声優陣!!
船越英一郎劉備、山崎裕太の張飛アリキリ石井諸葛亮鶴見辰吾曹操ささきいさお呂布などは特に印象深かった。
ともかく、スタッフの皆様、お疲れ様でした。
しかしこれでついに奇妙な三国志アニメブームも終焉か。一体あのシンクロは我々に何を訴えようとしていたのか・・・。