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(新)電波女と青春男 #1

電波女と青春男 1(完全生産限定版) [Blu-ray]Os-宇宙人
ルル/ときめきハッカー
こちらは電撃文庫の人気ラノベを、総監督:新房昭之シリーズディレクター:宮本幸裕、シリーズ構成:綾奈ゆにこ、キャラデザ:西田亜沙子、制作:シャフトでアニメ化。裏番組のことは気にするな!!
シャフトがキャラデザに西田亜沙子を持ってきたのは個人的に相当なサプライズなのだが、それ以上に綾奈ゆにこの抜擢の方が事件ではあるのかな。女子大生脚本家ってコピーも最近の実績を考えるともう必要ないレベルになっているようだし、この作品を機にブレイク出来るか?
しかしこの第一話、原作に忠実なのかも知れないけど主人公のモノローグが全編を埋めつくというかなり極端な内容で好き嫌いは分かれそう。
シャフト作品は会話劇重視の原作を捌くのが非常に上手いのだが、今回はこれ敢えてグダグダ感を狙っている印象を受ける。
原作が意図しているのかはわからないが、主人公のモノローグがそんな大して面白くないってのは実は「思春期の自意識過剰っぷり」を表現するには正しい。
キョンや阿良々木暦があんなセンス良くボケツッコミでモノローグ語り倒している方が高校生としておかしいんだよなー。これくらいスベってる方が何かリアルだ・・・。
ただ、実際観ていてうんざりする要素ではあるので、これが第一話だけのことなのかそれとも主人公のツッコミスキルが今後上昇していくのかが問題。
作画的には、西田亜沙子キャラとシャフト構図が意外と相性良くて驚いた。布団巻いたヒロインのフェチな見せ方や浮世離れした美しさの表現も良かったな。
何だかんだで水準以上に楽しめる作品にはなりそうだけど、やっぱ青春ものとしてもシャフト作品としても、枠が悪いというのはあるかも・・・。