（ＴＶＫ）世界一初恋 ＃１２（終）

過去の問題も仕事の悩みも、とりあえず作家の感謝の言葉を糧に一時保留してエンド。
とりあえず律が少女マンガ編集として覚悟を決めることが節目にはなっていたものの、それ以外のことについては見事に何も解決してないなこれ・・・。
高野との関係なんて結局、過去の真実も良くわからないし横澤さんキレたままだし、第一話時点から全然進展もしてないよーな気が。
それに今まで散々、仕事は真面目にやっているように見えたのに今回ついに仕事の電話中にエロいこと始めそうになってしまって、そこは汚しちゃ駄目だろうとちょっと複雑な気分になった。
最後に仕事と恋の両輪がもっときれいに繋がっていると満足度違ったんだろうけどなぁ。消化不良が惜しい。
というかこれ第二期を普通に想定しているんだろうか？
全体的には「純情ロマンチカ」と違いキャラが全員社会人であるという要素が、良くもあり悪くもあった。
マンガ編集ネタはそこだけでも通用するくらい見応えがあったし、社会人による「大人の初恋」というコンセプトが強調されることで独自の色気も良く出ていた。
ただ、やはり「純情ロマンチカ」と比べると射程が狭いというかマニアック化している印象を受けた。
・・・まあ、元々BLなのにマニアックも何もないだろうという感じはするのだが。
せっかくオムニバス形式なのに主人公が全員、同じ編集部の編集者なんでそんなに代わり映えがしなかったのも残念。
しかし今回も男が観ても楽しめるエンタメとしての完成度の高さは健在で、その点スタッフの安定した実力は堪能出来た。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。