仮面ライダーオーズ/OOO ＃４６

オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー コレクターズパック【Blu-ray】
映司VSアンク、海辺で男と男の殴り合い！！
これぞ男のドラマ、ベッタベタなシチュエーションをこれでもかと熱く盛り上げる流れがたまらなかった。
二人が本音をぶつけ合う状況と役者の演技、そして入り込みまくった撮影が素晴らしい熱量を生み出していて圧倒された。
映司がアンクに「ありがとう」を言うのも、アンクがひたすらに「命」を求めて叫ぶのも、これまでの両者の相克が実に美しく昇華されていて感動的だった。
それが最後、ドクターによって映司が完全グリード化するヒキで断ち切られるのも最終決戦らしくて燃える！！
しかし映司の葛藤って、平成ライダーらしいようで実はこれまで避けられていた部分に果敢に踏み込んでもいる気がする。
今までの主人公は最初から人外だったりいつの間にか人外になってたり人外になったところで物語が終わったりしていたので、こうして人外になることの意味を必死で見つめていく展開は新鮮。
ある意味、これも仮面ライダーというヒーローの在り方を見つめ直す儀礼なのかも知れないなぁ・・・。
それと、俺とお前でダブルバースも映司VSアンクに負けないクライマックス感があって良かった。
伊達さんの明るい復活はこの状況下では本当に救いだ・・・。